したたか舌打ち、ジメジメいじめ

イジメって言葉がタブーな感じだから、部外者たちはそこに触れようとは思わない。

だから多分、部外者はあえてイジメがテーマのハナシは読まないし、見ないんだ。食わず嫌いみたいに。

そんな風に【イジメという単語を毛嫌いする意味】は…【自分のどこかに罪悪感がある】ということ。


だから、だよ。
こんなにこの話が斜めに傾いているのは。


部外者こそが、頑張らないと。あくまで片手間に気楽にね。真剣にならなくて良い。ちょっと笑ってみたら良い。





…ん??

ご主人は最後まで卑怯だって?
成長してないんじゃないかって?

…それを言われたら、結構ピンチなんだけど。


でも。

Jちゃんが笑って学校に通ったのは、少なからず小さな勇気があったからで。

その小さな一歩がなかったら、死んでる。遺書は退学届け。

序盤からしたら一ミリは成長したはずだ。



女子高生は恋に友情に部活に勉強にバイトに爽やかだって?

本当にそうなら良いよね。


教室には、スイートな“女子”が居て、目に見えないビターな“オンナの世界”が繰り広げられている。


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