したたか舌打ち、ジメジメいじめ

これは作品に書いてない余談だけど、1番目グループ対その他の戦いがあり、その時作者はギャルと仲良くしてた部分もあるから下手に歯向かいたくないという気持ちがあり、

『たたりがみーくわばらくわばら、アシタ○ー』と逃げたんだよ。逃げて隣のクラスの男子の陰に隠れてた。

…ね、尊敬できない卑怯さはなるべく忠実になってるよ。


そもそも同窓会で卒業以来に会ったぼちぼち仲良しの級友に、『絶対ほっとんど悪口言わなかったよね』と昔話をされて一気に女子高生の感じを思い出したらしい。

俺からすれば、いやいや、この女ばりばり悪魔ですからって感じだよ。使い分けたりするネタももうほとんどそう。

この話を書いて途中から昔の“自分”は痛いなと気付いたらしいよ。長所も短所も――は屁理屈を常々言ってる。

だいたい実体験、流れはあんな感じらしいよ。あやふやな女だよな。

とにかく言えるのは、傍観者ぶる達人だった嫌な女ってことだな。

Jちゃんとは今も仲良しで、時々この話をするらしい。『あんた高三の時見捨てたよねー』『いやいやヒーローだし』と笑。

Jちゃんの事が笑い話になる意味は俺なりに解釈して答えは出ている。

けど、それはきっとイジメる人、イジメられる人、見てるだけの人、やむを得ず便乗した人、どれに感情移入するか、肩入れするかで賛否両論あるだろうから秘密にしておくね。

だって正解などないんだから、今俺が思う“正論”は、三年後の俺からすれば、ありえないかもしれないんだ。

そんな風に生活してたら思考はあれこれ変わる、それが綺麗に言えばきっと成長。


そんな感じの身近な小ネタをちりばめたのが、この話。

リアルな汚さだ。

汚いものに蓋をするから、今もどこかに透明なイジメはあるのでしょう――――って、お前ダレ?だよね。


汚い心って…ね。
特に数ページ後の最終章をお楽しみに、だから。


そんな感じで、あえて自分と変えた明らかなフィクション部分は、主人公は“ずっと部外者”だったこと。かな。

中立は腹黒。俺はそう思う。

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