もう一つの甲子園
12億分の1の出会い
時代は1970年代。
俺は木田隆史(キダ タカシ)っていう。高校2年生。今日は午後から学校ばっくれて、今からタコ親父のバイク屋へ愛車のヨンフォアを取に行く所だ。(ヨンフォアっていうのはホンダの名車でCB400fourという400ccのバイクだ)

なんでタコ親父かというと頭がハゲでタコみたいだから。

まあ頭はハゲだけど修理の腕はいいらしい。

普段は無口だがお気に入りの常連とか若い女の子には愛想がいい。

このスケベタコ。

タコ親父の店は狭くて、使うのか使わないのかわからない部品が沢山転がっている。

タコ親父には大切な部品らしい。

今日は店の奥の事務所にタコ親父がいる。

俺はタコ親父の後ろから、おっさん俺のヨンフォア出来てる?って聞くとあ~まだ出来てね~よって気のない返事が返ってきた。

ガ~ン、ええ~今日出来るって言ってたじゃん。

俺はタコ親父の顔を見てピンときた。
おっさんまた酒を呑み過ぎたんじゃないの?タコ親父は二日酔いで真っ赤な顔をしている。

まるでユデダコ。
俺はユデダコ見て顔は笑ってたけど内心むかついていた。

すると、これを見てみろって何かの部品を見せられた。
タコ親父が言うには普通この部品はこんなふうには壊れないらしい。
お前そうとう空吹かししてるだろ?って聞かれた。

俺には心当たりはあったが、いや~そんなに吹かしてないよと答えた。

俺は気まずくて、そんなこといいから~いつ出来るんだよ~?って聞いた。
タコ親父の返事はま~明後日位には出来るんじゃないのだった。

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