もう、お前しか愛せない
「返事は?」

「はいっ!!」



そして、私達は、お互いを抱きしめてキスをした。

これから続く長い道のりを祝福して…


―ねぇ、卓ちゃん?

私達、本当にたくさんすれ違ったりしたね。

たくさん泣いたね、たくさん笑ったね。


たくさんあったけど、どれも覚えてるよ。

一個一個が大切な思い出だから…


これからも思い出を作れるって夢みたい。

…一生傍にいてもいいんだね?



本当に大好きだよ!

運命は決まってたのかもね?


卓ちゃんしか…愛せないもん。

「絢?」

「ん?」

「やっぱり、俺さ」

「うん」

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