灰色恋愛
────かっこいい・・・
見た瞬間思ってしまった。
「おい」
「はい!」
さっきよりも強く声をかけられ、声が裏返ってしまった。
「お前誰?」
「えっと・・・山中佑美です・・・」
おそるおそる答えると、あぁと一言発すると、男はだんだんこっちに近づいてきた。
────え
ちょっと・・・怖いんですけど!
そんなこと思ってると、私の前で立ち止まり、「職員室ここまっすぐ行った所にあるから」と言って歩き出した。
お礼を言う間もなく、男はどこかへ行ってしまっていた。