空悟~大切な君~
暫く近くの公園のベンチに座り、夜風に当たったせいか、気持ちがだんだん落ち着いてきた。俺はいつの間にか泣いていて、目が熱く頭がぼーっとして重い。もう空悟の声は聞こえない。
何も持たず、空悟を家に置いて来たけど、心配はなかった。もう父さんだって帰って来てるだろうし、今は一人になりたかった。
「海斗」
名前を呼ばれて見ると、道具の入った大きなバッグを持った純太がいた。
「純太…」
「お前こんな所で何やってんの?」
俺の隣に座りながら言う。
何も持たず、空悟を家に置いて来たけど、心配はなかった。もう父さんだって帰って来てるだろうし、今は一人になりたかった。
「海斗」
名前を呼ばれて見ると、道具の入った大きなバッグを持った純太がいた。
「純太…」
「お前こんな所で何やってんの?」
俺の隣に座りながら言う。