【完】透し予知能力者
『すっすいません…お待たせしました』





『大丈夫よ!私も今会社出たばかりだったから…』





『そっ…そうです…でしたか』
私は緊張と不安で言葉にならない





『じゃあ…行きましょ!』




『あれ…会社のみなさんは?』





『今日は二人だけだから安心して気楽に飲もう!』
早紀さんのその言葉に少しリラックスして言ってしまった…





『実は…私お酒飲めないんです』





『えっ…!』
早紀さんはかなり驚いた様子で私を見ていた





『すいません飲めないと言うか…美味しいと思わないから飲まないんです』





早紀さんがそれを聞いてニコッと微笑んだ
『それなら大丈夫!美味しいお酒が飲めるようなところに連れて行くから安心して!』





そう言われて私は早紀さんの背中を追いかけた…






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