クローバー


-5月-


それから、亜季と全く




話さなくなっていた。




廊下で会えば、




避けられて・・・




目が会えば、反らされた。



俺は、平気なふりをしてた



だけど、普通にしてた




つもりなのに、、




心は、もう限界だった。









「啓夢?なんかあったやろ」



「なんもね〜よ」




「嘘つくな」




「何で、拓哉にはバレるんやろ〜」




「俺には、お見通しや!!」




「亜季に、ふられた」




「告ったん!?」




「ううん・・・。大嫌いって言われた」




「待て、何があったか話してくれ、、、啓夢が話せるなら」




「あのな・・・」




俺は、少しずつ話した。




田中先輩の事、



そのあとの事、



亜季の俺に対する態度の事





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