記憶の断片
プロローグ
彼女しか居ないこの大きなお城と
言える家にひっそりと


   居た


この空間にただ一人で静かに暮らしていた


前まではもっと、にぎやかだったはずの
家がたった一日にして閑散としてしまった



誰の所為でこうなったなのは、だた一人
を除いて誰もが知らなかった。




彼女はいかにもお姫様だった。

そう周りには少なくとも見えていた。

果たしてそうだったのか

でも、彼女は幸せだったに違いない

これか起きる未来。

そして過去に自分で起こしたことも

  知らず、ひっそりと平和に


静かに平穏な日々を過ごしていたに
違いない



だが今は・・・・・。


使いもしない金があり
乗りこなせない高級な車があり
あんまり着ない服があり
使い方が解らない医療器具があり
更に、プライベートビーチまでがあった。





でも、彼女はなんにも満たされなかった

あの日を境に彼女には一人ぼっちになってしまった。
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