裏・白雪姫の物語


「ほら、もう時間おそいっすよ。起きてください。」


「あー……、もうこんな時間か、畜生。」


「はい、姫、とりあえず棺桶からは出ませんか?」


「畜生。せっかくいい夢みてたってのによー。くたばれ!そして毒リンゴ食って、ぶっ倒れろ!」


「はいはい、さっさとおきてくださいよ。」


「畜生。だっりーよぉ!」


「姫、口が悪いですよ。」


暴言を吐きながら、姫はやっと起き上がってきました。


そして、その後…


小人は白雪姫と王子を見送り、


白雪姫と王子様は二人で仲良く暮らし、


チョー平凡な暮らしを送ったのでした。


めでたしめでたし。



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