裏・白雪姫の物語

小人は姫を起こそうとしましたが、


姫が目覚めることはありませんでした。


小人はその姫を棺桶に入れました。


「姫…なんで死んでしまったんだぁ…。…あ、あれは…」


「やぁ、小人さん。一体どうしたんだい?」


そこに現れたのは、有名な王子でした。


小人が王子に事情を話すと王子が姫に話しかけました。


「姫、早く起きてください。姫―?」


「…んん~…んあ~?」


少し不機嫌な様子で姫が起き上がってきました。


姫が助かった理由は、


姫はお妃よりもはるかに完璧な天才だったので、


毒がある部分を器用によけて食べていたのです。


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