冷たい雨に咲く紅い花【前篇】
助けなし、
望みなし、
携帯は落として来たまま、
もう、呆然とするしかなかった。
コンコン
不意に、バスルームの扉がノックされた。
「タオルと、お着替えをお持ちしました。入室してもよろしいですか?」
女性の声がして、
あ!はい、と私が答えると、滑り込む様にバスルームに一人の女性が入って来た。
ドア!! と思い銀色のドアノブに手をかけたが、すでに鍵がかけられていた。
な、なんて、素早いヤツっ…
「無駄ですよ。紘夜様には敵いません」
バスルームに入って来た女性がそう話す。
女性は20前後、私より少し上にみえる。
栗色の長い髪を、後ろでまとめ、
黒いメイド服がとても似合う綺麗な人だった。
望みなし、
携帯は落として来たまま、
もう、呆然とするしかなかった。
コンコン
不意に、バスルームの扉がノックされた。
「タオルと、お着替えをお持ちしました。入室してもよろしいですか?」
女性の声がして、
あ!はい、と私が答えると、滑り込む様にバスルームに一人の女性が入って来た。
ドア!! と思い銀色のドアノブに手をかけたが、すでに鍵がかけられていた。
な、なんて、素早いヤツっ…
「無駄ですよ。紘夜様には敵いません」
バスルームに入って来た女性がそう話す。
女性は20前後、私より少し上にみえる。
栗色の長い髪を、後ろでまとめ、
黒いメイド服がとても似合う綺麗な人だった。