こんぺいとう
近くの河川敷まで2人について行くと、そこには花火の用意があった。
「やっぱ夏は花火ー!去年できなかったし、今年こそってことで!!」
楽しそうに言葉を並べる灯にあたしも自然と笑顔が浮かんだ。
「お前等こんな外明るいのに、花火する気?」
楽しむあたし達を横目に峻が冷静に口を挟んだ。
確かに峻の言うとおりまだ明るい。
大体5時ぐらいかな?
ポケットにある携帯を開けると、予想通り5時15分を差していた。
メール、着信0件…
見たくなくても目に映ってしまう。
当たり前だ、来る訳ない。
一体何を期待してるんだろう?
そんなの初めから分かってることなのに…
あたしは気持ちをかき消すように携帯を思い切り閉めた。
「ん?杏、どうかした?」
その灯の言葉に一瞬胸が動いた。
灯は敏感すぎる。
どうしていっつもバレバレなんだろう?
「…ううん何でもない。まだ5時15分だよ。」
「やっぱ夏は花火ー!去年できなかったし、今年こそってことで!!」
楽しそうに言葉を並べる灯にあたしも自然と笑顔が浮かんだ。
「お前等こんな外明るいのに、花火する気?」
楽しむあたし達を横目に峻が冷静に口を挟んだ。
確かに峻の言うとおりまだ明るい。
大体5時ぐらいかな?
ポケットにある携帯を開けると、予想通り5時15分を差していた。
メール、着信0件…
見たくなくても目に映ってしまう。
当たり前だ、来る訳ない。
一体何を期待してるんだろう?
そんなの初めから分かってることなのに…
あたしは気持ちをかき消すように携帯を思い切り閉めた。
「ん?杏、どうかした?」
その灯の言葉に一瞬胸が動いた。
灯は敏感すぎる。
どうしていっつもバレバレなんだろう?
「…ううん何でもない。まだ5時15分だよ。」