夏色のキミ〜sea side


「いやあ〜新学期一日目から 亜紀のアホ面見れたわ。ナイスリアクションやなっ」


建斗は
ははは と笑いながら
私の肩をバシバシ叩いた


「ごめんね亜紀。本当は、皆同じクラスだよっ」


言いながら
さくらが満面の笑みで私に抱きついてくる。


私は
そこでやっと状況を理解した。



「ようするに、二人共私を騙したってわけ?」


「いや…騙したってゆうか…」


「シャレやんシャレっ な?亜紀、そんな怖い顔せんとってや」



「二人共、一発ずつビンタ!」


「「ええーっ!」」






でも、

本当に良かった


皆同じクラスなんだ



またみんな一年

同じ教室で一緒に居られるんだ



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