私の小さな物語
「柊君と……別れて……」
その時の美羽さんの目は、
アタシなんか太刀打ちできない程強かった。
美羽さんは、強い。
アタシの決意が千々に消えてしまうくらい。
「大丈夫だよ。咲人はちゃんと美羽さんのこと見てるから。
てか、アタシよりも美羽さんのほうが大事なんじゃない?」
「え…?」
美羽さんは理解できないと言いたげな表情で唖然としている。
「今日は咲人と別れるつもりここに来たから」
だから、心配しなくていいよ。
アタシはそう呟いた。