黒アゲハ Ⅰ -小さな宝物- 【完】


「相当親が嫌いなんだな」

「まぁね」

「なら、ちょっと付き合え」

「は?」


言い返してももう遅く、彼はあたしの手を引っ張ってく。


仕方なくあたしは、彼に付き合うことにした。


今日の暇潰しにちょうどいいかも。

どうせどうでもいいことだろうな。


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