わたし…イジメっ子です
俺達は無理矢理に裕をサボらせ屋上へ連れ出した
『……吸えよ』
裕にタバコを差し出す
「…無理だよ…頼むから…」
ドスッ
裕が断った瞬間、強烈なパンチを腹にくらわす
「………うっ…ひっ…く」
体を丸めてうずくまる裕は泣いていた
殴られた事なんかないんだろうな
裕は全くやり返して来ない
「オメェが断るからだよ！やっぱ頭悪いなぁ」
有史が裕の髪を持ち上げ顔を上げさせる
その時の裕の顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃだった
