美しい花−先生と秘密な関係−【上】
どいてくれるのかと思ったら、先生の手が動きだした。





「先生…電話…」


「知らね」


「ケイくんの保育園からなの」





この着信音はケイくんの保育園。


保育園とレンからの着信は気づくように音を変えてあった。






「チッ……」





先生は舌打ちをしながら、覆い被さっていたあたしからどいてくれた。


あたしは急いで鞄から携帯を取り、電話に出た。




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