美しい花−先生と秘密な関係−【上】
あたしは仕事が終わると軽くメイクを直して店を出ようとしてると、誰かに声をかけられた。





「アザミ!」


「トキオ」


「今日もアフターか?」


「うん、まあ」


「あの毎日来てる客か?」





トキオがアフター相手について聞いてくる事は珍しい。


と言うか、初めてかもしれない。



あたしがお客と寝ているのに気づいているトキオはあまり深入りはしてこない。いつもなら。





< 97 / 411 >

この作品をシェア

pagetop