大きなしろねこと小さなしまねこ
すっかり日が暮れた後、

大きなしろネコは、冷たくなった小さなしまネコの首筋を優しくくわえ、
小さな空き地にやってきました。
そして、静かで涼しい土管の中に、しまネコの体を横たえました。
しろネコは、そのしまネコの体に寄り添って丸くなりました。
そして、しまネコの顔をしばらく眺めたあと、そこで眠りました。

しまネコの顔は、とても安らいで、幸せそうな顔をしていました。

しろネコも、とても幸せそうな顔で、眠りにつきました。



2匹の幸せそうなネコのいる土管を、月明かりだけが優しく照らしていました。




〜Fin〜
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