運命の人〜先生と私の10年間〜
かばんを机の横から取り、立ち上がる。
あくびをしながらもう一度伸びをした。
「よし!!」



教室から出て階段の方へ歩いて行くと
下から階段を上ってくる足音がした。


私が階段を降りようとした
その時!!!!こまっちが見えた。



私は慌てて、教室に引き返す。


「桜井!!!!」

気づいたこまっちも追ってくる





教室に入ったらこまっちが追いついた。



「なんで追いかけてくるの?」



涙目で私は言った。



「何で逃げるんだ!!!」



こまっちは真剣な瞳で私を見ていた。



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