運命の人〜先生と私の10年間〜
雅はやさしく言った。


「帰りに進路資料見て帰ろうかなぁ。ほら、職員室の横にあったやつ」


「うんうん。あたしも行くよ!学校までまだ決まってなくて」


2人はウキウキしながら放課後を待った。



「ぢゃあ、また後でねっ」
「うん、バイバーイ」




雅と別れ教室へ入る。


席について頬杖をついた。

私何がやりたいんだろう…

高校生で将来なんて決められないよ。


やりたいものが見つからない私は1日中ぼーっと考えていた。

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