運命の人〜先生と私の10年間〜

迷い

家に帰り1人進路について悩む椿。


「はぁ…」


ため息がこぼれでる。


そういえば、なんでこまっちは先生になったんだろう…


なんとなく頭に過ぎった。




次の日の放課後、部活を終えたこまっちに声をかけた。


「こまっち!」


「おぉ!」

汗ビッショリのウェア姿がとっても素敵に見えた。


「まだ、終わらないのか?」

「もう終わったよ。今片付け中」


「そっか。」


「ねぇ、聞きだいことあるんだけどいいかなぁ?」


「なんだ?言ってみろ


私は唾を飲み込んだ。


「なんで教師になったの?」

私の目が真剣だったのを察したのか、驚いた顔をしていた。
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