年下の悪魔
「本当敏感。足閉じられちゃ困るんで…」

足を抑えられ、まるで自由を奪われたみたい。

過ぎた快楽は拷問に等しいって言うけど、あれは本当だ。

「待っ、あぁっ、やぁぁっ!あっ、イッ…」

「まだちょっとしか動いてないのに…くすくす」

さっきから馬鹿にしたような薄笑いを浮かべ、私を見下ろしている。

何故か元彼の顔が急に霞んで来た。












気がつくと、ぐったりしてる私の横で避妊具の処理をし終えた涼君が寝転んでる。

あまりの快感で、後半部分の記憶が曖昧になってる。


「大丈夫ですか…?」

心配そうな声が聞こえた。

さっきまで散々攻めてた声とは大違いな声色。

「あ、大丈夫だよ」





しちゃったんだ、私。

産まれて初めて愛のないセックス。

終わってみて思ったけど、罪悪感なんて微塵も感じなかった。

ただ「こんなもんか」ってだけだった。


「ゆいさんって敏感ですね~」

びっくりしたような、呆れたような笑い声。


ムカつく…けど、その通りたが私も笑うしかないよね。

「うん、元彼にも言われてたよ…」
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