年下の悪魔
脅迫




「やっ!やめてっ!ちょっとふざけないでっ!」

車のシートを倒されて、体の上に乗られてしまった。

こうなると身動きが取れない。

完全に私の自由は奪われた。


顔こそ見えないけど雰囲気でわかる。

さっきまでの涼君じゃない。

「な、何する気!?どいて!大声出すわよ!?」

「どうぞ。誰も来ませんよ?声だって届きませんし」


怖い。


今抵抗したら何されるかわからない。

まさか…私の事殺す気?

「な…んで、こんな…」

「別に。だってセフレじゃないですか」

違う。

だって私、セフレやめたいって言ったもん!

それに、こんなセックス求めてないっ!

さっきまで元彼の事で心配してくれてたじゃない!

「いい加減に―――――んっ」

怒鳴ろうとした瞬間、隙を突かれ唇を奪われた。

2回目のキス――――、でも今度は前とは違う。

涼君の冷たい舌が奥まで絡めて来るみたいに入って来た。

息が…切れる。

「んっ…はぁ、やめ、んぅっ!」

呼吸をするのに気を取られ気づかなかったけど、いつの間にか涼君の手は私のスカートの中に挿入されてた。



まさか…

やだっ!絶対やだっ!



私このまま…!?




こんな荒々しいキスをされて、下着に手が延びて、気づかない訳無い。

この先の事なんて想像がつく。
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