火の雨が降った後
違った…。全然違ったよ、郡ちゃん…。


倒れた体に痛みを感じながら、ギュッと手を握りしめた。


全然違う…。同じ人間とは思えないよ…。


人を殺そうとして笑ってるなんて。


…マスクしてたから口元は分からない。


でも、あの青い目は笑ってた。絶対に笑ってた。


怯える私を楽しむような、人を殺すのを楽しむような、そんな目が脳裏から離れない。


いつかは…なんてきっとこない。


あの日の私と郡ちゃんの期待を一気に踏み潰された感覚で、悔しくて体が震え涙が溢れ出る。


強く握った手に涙が落ち、土の上に水玉模様が広がっていった。
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ノンフィクション・実話441ページ

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人の人生を絵に表すなら、人は1本の線の上を後ろ向きに歩いている。 人は過去を眺めながら歩いているんだ。 背中にはいくつもの道が無数に広がるけれど、決して振り返って確かめることも来た道に戻ることもできない。 だから後悔したり過去に縛られて立ち止まったりする。 立ち止まることは悪いことじゃない。先へ進むための選択肢の1つなんだ。 1999年雨の続く季節。15歳だった私に、それを教えてくれる2つの運命の出会いが訪れた。 あのことがあってから、ダメな男だって分かってても好きになる。 …好きじゃない、好きだと思い込ませていたんだ。 体だけの虚しい関係でも、あの愛しい手を思い出させないでくれるなら、誰でもよかった。 過去を見えないように遮ってくれる人を探していたんだ。 ━━━━━━━━━━━━ 2009.11.8~2009.11.20 他サイトで執筆 2010.6.18~2010.7.7 野いちごで加筆 これから少しずつ誤字脱字の修正をします ━━━━━━━━━━━━ 感想を下さった方々ありがとうございます。 レビューを下さった皐月コハルさんありがとうございます。 コハルさんの小説は自分自身と重なる部分があって切なくもなり、頑張る気持ちを思い出させてくれて、私はすごく好きです。

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