流星群~大好きなキミに~
「ただいまー。」
「あら、お帰り颯太。
・・・・隣の子は??」
「それより、父さん今いる??」
「お父さんなら、いるわよ?」
「わかった。
ちょっと話しあるから。」
と、颯太は家に入った。
あたしも颯太についていき
「おじゃまします。」
と、颯太の家に上がった。
「じゃ、ここ座ってて。」
と言われ椅子に座った。
すると、颯太がお父さんとお母さんを連れてきた。
「えっと、この子は浅川奈菜。
・・・俺の彼女です。」
ストレートで告げた颯太の言葉に、
2人は驚いているみたい。
「そうか・・・。
でも今なんで言ったんだ???
高校卒業してからもいいじゃないか。」
それは、あたしも疑問に思っていたことだった。
まだ中3という若いあたし達にとっては、
早すぎる報告だった。


