マイ・スペース

ある日、課題ができていない状態で先生のところへ行かなければならない日があった。

先生にそのことを告げると、理由をきかれた。

課題をだしたのは一昨日でしょ。一昨日と昨日できたでしょ。今までもやってきたのだから。

今日テストが三科目分と提出のレポートがあったので、昨日はその勉強をしていました。一昨日はバイトだったので、できませんでした。そう。こんな簡単な課題、すぐできると思ったんだけど。


頭がぐるぐるしていた。まだ先生が何か言っていたような気がしたけど、荷物を持って研究室をでた。

いつも先輩たちに「お疲れ様でしたぁ」と声をかけるのに、それを言う余裕もないくらいに。



寝不足と先生の目の冷たさが、私の世界を壊していった。



こんな場所じゃなかった、もっと暖かくて居心地がいいはずだった。

怒られても、あんな目で見られることはなかったのに。


「役立たず。お前はもうこの研究室にはいらない」


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