遠くの空に。
電話を切って、公園を見渡した。
公園だけは、かのんが隣にいた頃と何1つ変わることはなかった。
『よっ!』
『あぁ!悪ぃーな。急に呼び出したりして(汗)』
『良いよ。暇だったから。で、何?』
『かのんの事なんだけどさ……どこ行ったかは知らないって剣斗も皆も言ってたし、それはわかったけど、かのん、俺に愛想尽かせて出てったのかな…?』
『違ぇーだろ。あいつはそんな奴じゃねぇーよ↑お前もそんくらいわかってんだろ?』