遠くの空に。
俺は親父に言われたことについて、考えていた。
そもそも、裕子の言った“ ビジネス ”の先に終わりなんてあるのかどうか。
終わりがあるとしたなら、その終わりはどんなものなのか。
考えても考えても、思いつかなかった。
『龍騎くん。最近、会社の方、大変みたいねぇ(汗)』
『え…えぇ(笑)でも、まぁ、前からですから。』
『龍騎くんと、うちの裕子が結婚したら、合併しましょう♪きっと大きな会社になるわ↑』