遠くの空に。
『あれ…?確か……かのんの元カレ?!』
その言葉に振り向くと、見覚えのあるような人が立っていた。
『忘れた?かのんの中学ん時の…!』
『あ~!』
あの嫌な女だった。
『あん時は、ごめん。もう、かのんとは逢ってないわけ?』
『逢いたくても、どこにいるかわかんないから…。それに、今は生きてるのかさえ不思議なくらい…』
『何言ってんの?笑 お互いに相手が出来て別れたんじゃないの?』
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