遠くの空に。
龍騎の顔なんて……近くで見るのが怖かった。
本当の気持ちが出そうになるから…。
『行きな!か…米田先生……。先生が意地ばっかはってっと、ここにいる生徒たち皆が意地はることを覚えちまう。素直になることも大切なんじゃねぇーの?』
篤紀くんの言葉が、胸にささった。
生徒たちに意地だけは、はってほしくない…。
意地をはって、つらい想いはして欲しくない。
あたしは階段を駆け降りて、龍騎がいる門へと急いだ。