スノードロップ
「ほら、もう泣かないよ?
大丈夫だからね。」


私はそう言って女の子の
頬に流れる涙を拭った。



「頑張ろうね!約束だよ?
私も応援するから」


私は女の子の前に
小指を差し出した。



女の子は左手で
涙を拭いて
右手で小指を立て
指切りを交わした。



女の子の表情に
笑顔が戻って
一緒に病院まで戻ろうと
立ち上がった時
名前を叫ぶ声がした。






「のぞみー!!」




―!!えっ?!!―



「マッママ~!」




この子…
のぞみって名前なんだ


なんだか不思議―…


偶然にも私と同じ
名前なんて―…



< 105 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop