スノードロップ
長い時間のぞみちゃんの
目から離れられない
からと



お母さんは何度も
私にお礼を言い
頭を下げて公園を
後にした。



私はその場に
立ち尽くしたまま
見送っていた。


祈るような思いで
私は両手を胸に
押しあてる。




―…どうか…―





どうか…


のぞみちゃんを
助けて下さい…―



私に出来ることは
何もないかも
しれないけど…


でも…――




それでもいつか
この願いが
神様に届くと信じて



私は祈り続けていた―…



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