クラウピア 〜雲の上の国の物語〜
『しかたないわね。今から、この天上界と地上界の話をしてあげるから、しっかり聞きなさいよ?』
『わかった。』
ナナは息を思いっきり、すぅっと吸った。
『まず、どうして天上界と地上界にわかれたかだけど、それは簡単。
天上界は魔法を選び、地上界は科学を選んだから。
2つは相容れないものだったからね。
魔法を選んだ者は天…つまり、雲の上に行き、
科学を選んだ者は地…つまり、地上に残った。
天上界では、科学の存在は害ではないので、教育をするが、
地上界では、魔法の存在は邪魔以外のなにものでもない。
そういう理由で、地上界では天上界のことは教えていない。
だから、コウはクラウピアのことを知らないけど、私たちは地上のことを知ってるの。
地上に移り住む人もいるくらいだし。
お姉ちゃんも、今、地上に住んでるし。』
なるほど…
たしかに、魔法と科学は相容れないし、
それでわかれたのはつじつまが合う。
でも、そんな、歴史を教えられてもね…
『わかった。』
ナナは息を思いっきり、すぅっと吸った。
『まず、どうして天上界と地上界にわかれたかだけど、それは簡単。
天上界は魔法を選び、地上界は科学を選んだから。
2つは相容れないものだったからね。
魔法を選んだ者は天…つまり、雲の上に行き、
科学を選んだ者は地…つまり、地上に残った。
天上界では、科学の存在は害ではないので、教育をするが、
地上界では、魔法の存在は邪魔以外のなにものでもない。
そういう理由で、地上界では天上界のことは教えていない。
だから、コウはクラウピアのことを知らないけど、私たちは地上のことを知ってるの。
地上に移り住む人もいるくらいだし。
お姉ちゃんも、今、地上に住んでるし。』
なるほど…
たしかに、魔法と科学は相容れないし、
それでわかれたのはつじつまが合う。
でも、そんな、歴史を教えられてもね…