クラウピア 〜雲の上の国の物語〜
『何でだ?俺は気まぐれで手を貸したんだ。次は手を貸さんぞ?』
『その時までには俺が強くなるよ。』
『…甘い奴だ。』
『コウ!なんて奴を呼び出してるの!』
 ナナが駆け寄ってくる。
『あ、と。こいつは…』
『知ってるわよ!ルシファーでしょ!!』
『あ、ああ。』
『悪魔でもトップの悪魔よ!』
 トップか…

通りで、ラミエルもアルベルトも知ってるわけだ。

『有名だな。俺も。おい、ガキ、名前くらいは聞いといてやる。』
『コウ…西本康だ。』
『コウだな。覚えておく。』
 ルシファーは姿を消した。
『ちょっと!』
『まあまあ。ルシファーのおかげでアルベルトを追っ払えたんだから。』
『…そーいや、どうして「真名」を?』
『あいつが教えてくれた。』
『…教えてくれた?しかも、真名がわかっても…ブツブツ…』
『ん?どうした?』
『何でも。とりあえず、、、』
『ちょっとナナ。私がコウと先に話す権利があるんじゃないの?』
 ナナの後ろには雅がいた。

まだ人間バージョンだ。

『あら、雅。来てくれたの?』
『あなたのためじゃないわ。コウのため♪』
 雅は腕を組んでくる。
『ん、んぅ…』
 ジャスティンも目を覚ました。
『はっ!アルベルトは?ラミエルは?』
 周りを見回す。
『あれ?コウ、ナナ、雅。』
 雅はみんなと知り合いなんだ…
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