片思いlovers
部活の時間になったけど、今日はいつになくいまいちやるきにならない。
めずらしいと自分でも思う。

先輩達は当たり前だけどいる。
ほかの奴らは結構目がハート気味だったりするけど、どこがそんなにいいのかがわからない。

・・・修也もかよ・・・
あいつ椎名とつきあってなかったけ?
・・・椎名怒ると怖いんだけどなぁ・・・


休憩時間のあいだ、水を配っている先輩をみるとちょうど目があってしまった。
ほほえむと配り終えた後、こっちに向かってきた。

やばいな、千花には見られたくない。

「どうしたの?」

そんなことではなしかけてくんなよ・・・。
別に何も用件なんてないんだけどな。

何故か無性に腹が立った。

「いや、別に何でもないっす」
そう言ってベンチから立ち上がった。


くすっ

後ろから笑い声が聞こえたような気がして振り向くと、いつもの先輩じゃ無いような顔で笑っていた。

「高嶋先輩?」

「なに?そんなに意外?あんなの表だけよ」

・・・うわ。こいつ超性格悪い。

「そんなにあのこのことが好きなの?」
「どうだっていいじゃないですか」

少しけんか腰になってしまう。
それに発破をかけるように話し始めた。

「今日、昼休みに何を話してたと思う?」
それを聞いてどきっとするが、平常心を保つようにしていた。
答えないでいると、あっちからまた話している。

「・・・千花ちゃんに直接聞いてみたら?答えてくれるかはわからないけどね」
そういうといつものような笑顔に戻りグラウンドへと出て行った。

・・・なんだあいつ。
てか、ほとんどの奴らだまされてるようなもんじゃ・・・?

< 60 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop