Real Love...?




話が終わると
真っ先に外へと向かった。






「翔くん!」



「春、どうだった?」



「仲直りできたよ♪
翔くん、ありがとうね。」


「おぅ!
今日は家にいろよ。

後で電話するから♪」



「うん。
本当にありがとう♪」



「おぅ。
じゃぁまた明日な♪」





翔くんは私の頬に
軽くキスをすると
車に乗った。




私は笑顔で手を振り
翔くんを見送ると
家の中へと入った。





* * * * * * * * * * * * * * *





部屋に入ると
お姉ちゃんが入ってきた。





「今の人が春の彼氏かぁ♪」



「えっ?
お姉ちゃん見てたの!?」


「うん。
窓からずっと見てた♪

なかなかイケメンじゃん!」



「そっかぁ…。


中嶋翔くんって言うの。

とっても優しくて
いつも助けてくれるの♪」


「男なんてって
あんなに言ってたくせに♪」



「翔くんは違うの!

信じてみようって
翔くんなら思えたの。」



「なんかいいなぁ。
春は幸せそうでさっ。」



「お姉ちゃんは?

今の人とは順調なの?」



「順調なんだけどね…。

私たちもう
23なのに先のこと
全然考えてないみたいだし。」



「なんか大人って大変だね…。

お姉ちゃんは結婚したいの…?」



「したいに決まってるじゃん!
でもあの人そんなこと
考えてないだろうしな………。」



「彼氏に言ってみたら?

意外にちゃんと
考えてるかもしれないよ?」



「どうなんだろう…。

そのうち一回話してみるよ♪」









久しぶりにお姉ちゃんと
ガールズトークをして
何となく翔くんとの
先のことを考えるようになった。






* * * * * * * * * * * * * * *
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