Real Love...?





家に着くと
私は車から降りた。





「行ってくるね。」



「うん。
俺ここで待ってるから。」



深く頷くと
私は家の中へと入った。





* * * * * * * * * * * * * * *






リビングに行くと
お父さんとお姉ちゃんがいた。




「お父さん……。

朝はごめんなさい。
心配してくれてるのに
あんなこと言って
本当にごめんなさい…。」






お父さんは
私の顔を見なかった。







「もういいんだ。
お父さんも怒りすぎた。

悪かったな、春………。」












こっちを見ない
お父さんの背中が
とても寂しく思えた。








「お父さん、私わかってる。


怒られた理由も
心配してくれたことも
一生懸命仕事してることも。

私ちゃんとわかってるから。


お父さん本当にごめんなさい。」






お父さんは振り返ると
優しく笑ってくれた。







「お父さんもわかってる。
でもちゃんと
連絡くらいはしなさい。
お母さんも心配してるから。


怒鳴って悪かったな、春。」





私は首を横に振り
笑顔で言った。






「ありがとう、お父さん。」





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