One WORLD in The TOWN.
0――堕ちる
少しばかり、よろしくないことがある。


それは喩えば、「山でクマに出会って逃げていたらティラノサウルスに遭遇した」くらいのよろしくないことだ。


早い話、既にパニックするに十分たる物事が起こっているにも関わらず、連続して――しかも二乗に悪化する方向で、さらなる僻事(ひがごと)が発生したのだ。


ふむ……全く以てダルい。


しかし、そうとも言ってられないのが事実で、実際に僕には時間がない。


何故?


答えは簡単だ。


僕は今、急速に地面に向けて加速しているからである。


なに、判りづらい?


つまり、何やら高い所から落下しているのだ。


このままだと、たぶん死ぬ。


あと、身体が全く動かない。
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