向日葵の種


口を開いた途端、何も無かったかのように、体勢を直す。


『ひっ向日葵っ?』

『そっ!向日葵。そんな声が裏返るほど驚くこと?』

『いっいや!その……――どうしてあれが向日葵なんだ?似ても似つかないじゃないか』


なんとか平然を装う。
< 160 / 214 >

この作品をシェア

pagetop