おしゃべりノート
「望高校?!阿保かお前は!今のお前に行けるわけねぇだろ!!」
 しかし、淳也の意志は堅かった。ノートを見据えたまま、目を放さない。するとそれに根負けしたのか、ノートの方が先に喋り始めた。
「…受験まで、後どれくらい?」
「5ヶ月だけど…」
「ヨッシャ、俺がそれまでに、お前の行きたい高校に行けるようにしてやる」
「本当か?!」
 淳也が、いい終わる前に、ノートが条件を入れてきた。
「ただし!この5ヵ月は、毎日4時間、みっちり勉強だ。いいな?」
 淳也は、一瞬戸惑ったが、あの高校へ行けるためならと、思い切って条件をのんだ。
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