僕と私のカオスな夏休み

まだコンクリートで舗装もされていない道が、この村にはたくさんある。

村のほとんどが山で、人口は100人程度。

この前の日曜日に向かいのお爺さんが亡くなったから、100人もいないかも。

この村に住む人の半分以上がジジババ。残り半分のうちの半分が、要するに人口の25%が大人。残りが子供。

中学生なんて5人しかいない。3年生が二人。2年生は僕だけ。

過疎化、高齢化をこんなに体現してる町は他にないだろう。

獣道みたいな村道を歩きながら、僕はいつも独り言を言っている。

僕がおかしいんじゃない。他にやることがないんだ。

ふと顔を上げると、向こうの方に腰まである黒髪を揺らす少女がたっていた。

見たことない子だった。この村はみんな親戚みたいなものだから、まして僕と同世代の女の子の存在を知らないはずはなかった。

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