Last summer 。



あの帰り道。

春樹も

オレも

もうなにも

話さなかった。

朝。

教室に

入る。

『柏木くん、おはよー!』

クラスの

女子が

挨拶を

してくれた。

どうやら

受け入れて

くれた

みたいだ。

よかった…。

チャイムが

鳴る。

斎藤先生が

教室へ

入ってくる。

『ホームルーム始めるぞー』

みんな

急いで

机の上に

ある

ものを

しまう。

斎藤先生が

話し始めた。

『えーと、急な話だが、相沢和也が明日退院するそうだ』

クラスが

騒がしくなった。

『うそー!』

『マジ?帰ってくんの?』

なんだ?

相沢和也

って

そんなに

人気の

あるやつ

なのか?

が、

ある

女子の

次の

ひとことで

みんなが

騒ぐ

わけが

わかった。

『えー、やだぁー』

相沢和也は

嫌われてるんだ。

オレの

斜め右の

やつは。

『えー先生ー、いつ帰ってくるんですかぁー?』

『騒がない!あーたぶん、明後日かな』

『いやだぁー…』

なんで

そんなに

いや

なんだろう。



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