☆メガネちゃんとモテ仔ちゃん☆
ケイのお母さんは絶叫し、ケイのお父さんは私のお父さんにぺこぺこ頭を下げて一生懸命謝罪していた。
「ほらっケイも千恵里ちゃんのお父さんに謝りなさいっ!」
「なんで~おんなじ顔じゃんか」
「あれはドラマなの!作り話!!」
「本当に申し訳ございません!!」
ケイのお父さんはケイの頭を無理矢理つかんでケイの頭を下げさせていた。
「そんなにお気になさらないでください」
私のお母さんは笑いをこらえながらケイの両親をなだめた。
「ほら、息子さんも反省されてるじゃないですか」
ケイは何事もなかったかのように蝶々を追っかけていた。
……全然反省してないじゃないか。
お母さん、それフォローのつもりで言ったとしても逆にフォローになってないですよ……。