君がいた
「おい!待てよ」
1番端の赤髪があたしの腕を掴んだ。
あたしは、その人を睨んだ。
「……何?
この手離して」
あたしは、冷静に言った。
「知るか!
お前俺達を知らねーのか?」
その人は、強く握った。
「知らないし
自意識過剰も良いとこね」
あたしは、そう言ってため息をつき、少しざわついてる方を見た。
「なっん 「良いから早く離してよ。
…取り替えしのつかないことにならない内に」
あたしは、相手の言葉を遮って、睨んで言った。
相手は、それに怒ったみたいだった。
周りの仲間は、笑っていたり、知らんぷりをしている。