私を捕まえて☆
『俺…一度振られてるんですよ。しかもその後彼氏できてるし…彼女の幸せ願う事にしたんです。思い続ける事は良いんじゃないかって思ってはいますが…先輩みたいに俺何回もは無理です』

------えっ
高瀬君…以前の様に明るく接してくれていたのにやっぱり指輪に気づいていて今も好きでいてくれてるの?
『まぁ俺も彼女が幸せなら諦める事もできるんだけど…』

と、小高先輩
起きるタイミングが掴めないや…
そうこうするうちに涌き水公園に着いた
沢山水を汲んで露店で各自昼食を取った

車内での会話を思い出すと意識してしまう…
高瀬君のさりげない優しい気配りに田崎さん不足の私にはドキドキしっぱなしだった

大きな荷物を持ったりテントを設置したり炭を起こす男らしい姿にドキドキした
あぁ 田崎さんに会いたい
声が聞きたい 触れたい…
そう思って電話をかけてしまった

"はい、麗奈か?どうした?"

"ごめんね仕事中なのに…どうしても声が聞きたくて…今キャンプ場に着いたの皆を見ていたら田崎さんに会いたくなっちゃって"

"そっか…俺も…明日夜ゆっくり電話しても良いか?"

"うん…"

"じゃそれまでいい子でな、浮気すんなよ"
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