愛しのエリー【ホラー短編】

香奈枝の声で我に返った紗希は、席に急いだ。



さっきの先生の言葉、聞いたのはあたしだけ?


香奈枝も悠二も航平も、何も疑問に感じてる様子はないまま、席に着いていた。



エリーって、例の幽霊…?



先生は『愛しのエリー』を知らないって言ってたのに。


一体、何だったんだろう。



モヤモヤとした思いが、紗希の胸に広がった。





< 27 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop