ココロ-タスケテ、ダレカ-
フッとあることを考えた。
あたしが死んだらお母さん、哀しむのかな。
お母さん、ひとりぼっちになってしまう。
泣いちゃうかな。
笑顔が消えちゃうなか。
後輩だって哀しむよね。
あたしが居なくなったら、先輩が居なくなってかわいそうだ。
しかも信じてくれてるのに、
あたしはここで死んで、
『死』を選んでいいのだろうか。
やっぱりダメだ。
あたし、死んじゃダメだよね。
死んだら逃げたことになるような気がする。
自殺は止めよう。
と送るだけだった遺書のメールを消した。
すると後ろから男子の声が聞こえた。
「ダメだッ!!」