LOVE♥ハンター ~愛すれば愛するほど
「君こそ、怪我してる。」
わたしは、彼が指さす膝を
見る。
両膝から、にじみ出る血を
確認。
急に傷みを感じる。
「わたしは大丈夫です。
本当に助けて頂いてありがとう
ございます。」
「本当に大丈夫?
でも、本当危ないよな。」
彼が、植木鉢が落ちてきた
マンションを見上げる。
わたしもつられて見上げた
マンション。
マンション越しに青い空が
広がっている。